【おすすめ肥料】花付きが良くなる肥料の選び方

お花を育てるのに欠かせないのが、肥料。
寄せ植えや鉢植え、地植えでも、何かしら植物を育てようと思ったら、必ず必要なのものですよね。
肥料不足だと、生育が悪くなったり、お花が咲かなくなったりします。
そもそも肥料ってどんなのがあるの?
お花にはどんな肥料が向いているの?
オススメの肥料は?
などなど、生徒さんからも質問の多い肥料について、今回は触れてみようと思います。
お花を育てる時の肥料の選び方もご紹介しますよ~!

肥料を施すタイミングで呼び方が違う?!
植物を育てる時は必ず【肥料】を与えます。
【肥料】をあげることを「施肥」って言いますが、この施肥、
肥料をあげるタイミングで、呼び方が違うのです。
●植え付けの時に最初に土に混ぜる「元肥(もとごえ・もとひ)」
●育てている間にあげる「追肥(ついひ)」

本とか園芸番組なんかでよく出てくる言葉だよね。
適当に理解してたけど、要するにどういうこと?



基本的に「元肥」は、植え付け前に土に混ぜて使うよ。
「追肥」は、育てている時に肥料の効き目が切れそうなタイミングで、鉢フチに数か所に穴を空けてあげるか、株元にパラパラっとあげる。液体肥料なんかで追肥する場合もあるね。
肥料のタイプは大きく分けて2つ
さて、「元肥」と「追肥」は、肥料をやるタイミングでの呼び名ということがわかったところで・・・
今度は、肥料の状態によって、分けられるタイプについて。
大きく分けると以下の2つです。


ゆっくり溶け出して効く緩効性肥料


施してすぐに効く即効性肥料
*今回は、有機質肥料や無機質肥料などの区分けでなく、固形肥料は化成肥料として解説しますね。
ゆっくり効く固形肥料
固形肥料のほとんどは、温度や水分でゆっくり溶け出していくタイプなので、元肥に最適!
追肥としても使えます。
*パッケージに「元肥用」と書いてあっても、追肥としても使えます。肥料の効く期間を考えて施してくださいね。
買ったポット苗の株元に、白い丸い錠剤みたいなのが乗っかってることがありますが、あれも固形肥料ですね。
ちなみに、温度や水分に影響されずに肥料効果を発揮する固形肥料もありますが、別の記事で詳しく書きたいと思います。仕組みを知ってびっくりしちゃったんですよね。。。➡ハイポネックスのマグァンプK
固形肥料の大きさ・形状いろいろ
固形肥料は、ホームセンターや園芸店でいろいろ販売されていますが、よく見かけるものが以下のようなものです。
▼大きめの錠剤タイプ(プロミックなど)


▼直径7~8mmの丸いタイプもの(IB肥料など)


▼樹脂コーティングの比較的小さな粒状のもの(マイガーデンなど)
樹脂コーティングの肥料は、基本的に温度によって、肥料成分が溶ける仕組みになっています。
温度が高いときは溶けやすくなり、温度の低いときは溶けにくいという性質です。
植物の生育は、暖かい時期に旺盛になり、寒い時期はゆっくりなので、理にかなっている仕組みと言えますね。


▼用途に応じて、粒の大きさを選べるタイプ(ハイポネックスのマグァンプKなど)
ここで例に出しているマグァンプKは、上の樹脂コーティングの肥料とは違う仕様の肥料なのですが、特筆すべき特徴満載なので、別記事に書きます!





固形肥料の粒の肥料は、全部「緩効性肥料」って覚えちゃっていいの?



「即効性」に対しての「緩効性」なので
「固形肥料=緩効性肥料」と覚えてもらっていいと思うよ。
どの固形肥料を選べばいいの?



お店に行くと、たくさんの種類の肥料が並んでて
正直、どれがいいのかさっぱり💦
何を基準に選んだらいいの?



肥料には必ず表記されているものがあって、それを基準に選ぶといいよ!それは・・・
たくさんの商品からどの肥料がいいのか迷いますよね!
そんな時は目的に合わせた成分比率のものを買うのがオススメ。
お花の肥料として向いている配合、それは・・・
山型肥料!!
山型肥料とは?


肥料のパッケージに表示されているコレ。
写真の数字の前半3つが、たいていの肥料に記載されてます。
窒素-リン酸-カリ(植物の3大要素、または3要素)
これらの入っている割合を示しています。
(5大要素っていう時は、この3つにプラスしてカルシウムとマグネシウムが入ります)
N-P-K っていう表記もよく見ますね。
で、お花付きを重視するときに注目したいのが、リン酸。
リン酸は、植物の生育のために重要な要素であるのはもちろんですが、開花や結実を促してくれるので、お花をたくさん咲かせたい♡とか、おいしいトマトをいっぱい成らせたい☆なんてときには、このリン酸の数字が他より高めのものを選ぶと良いのです。



写真の『マグァンプK』の場合だと
6- 40-6 なのね。



窒素やカリより、ダントツでリン酸の数字が高いよね。
こういうのを【山型肥料】と呼ぶよ。
さっき挙げた『マイガーデン』も
10-18-7 なので、山型だよね!
お花専用肥料と書いてあるものは、ほぼこんな感じの山型の配合になってます。
3大要素については、また別の記事に書きますが、要するに
お花を育てる時の肥料は【山型肥料】と覚えてくださいね。
すぐに効く液体肥料
液体肥料は、俗に「液肥(えきひ)」と呼ばれていて、追肥に使います。
長く効かないので、元肥には向いていません。
ここぞ!という時に施します。
●花が一度にたくさん咲くタイプの植物を育てるとき
●元肥が切れる時期だけど、まだまだお花が咲いているとき
●元肥が効いている時期だけど、つぼみがたくさんあって、まだまだお花が咲きそうなとき
●お花の下葉が黄色くなってきたとき
こんな時が、液肥をあげるタイミングです♬
元肥を入れていても、植え付けから3週間ほど経った根が張ってきた時期から、液肥を追肥としてやることができますよ。
液肥は速効性肥料なので、あげたらすぐに根から吸って、効いてくれますよ!
液体肥料のタイプ
ボトルに入った液体の肥料には、2タイプあります。
●水で薄めずにそのまま使うタイプ


●水で薄めて使うタイプ


言うまでもありませんが、水で薄めて使うタイプの方が断然お得ですよ!
1本買って、結構もちます。
希釈倍数が250倍や500倍などなので、めっちゃ経済的!
(植物や育て方によって倍率が異なります)
水で薄めた液肥を、鉢植えなら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりやるわけですから、希釈した方がお得に決まってますよね!
水で薄めずにそのままやれる液肥は、面倒な方にはピッタリですが、育てている植物が少ない方向けですね。
対象の植物がたくさんあると、すぐ無くなっちゃうんで💦
どの液体肥料を選べばいいの?
液体肥料にも、3大要素があって、比率が違うものが売られています。
例えば、観葉植物用だと、7-4-4 などの窒素が少し高めになっていたりします。


で、お花用はどうかというと、やっぱり「山型」タイプがいいんです!
「お花用」と記載してる液肥は、「山型」になってます。
液肥も山型肥料を選んでくださいね。
⇩の商品だと、6-10-5 っていう割合で、山型になってますね!


まとめ


今回は、お花の肥料の概要やおすすめ肥料について解説してみました。
▼肥料は施すタイミングによって「元肥」「追肥」と、呼び方が違う
▼肥料には、固形肥料と液体肥料の2タイプある
▼固形肥料は、緩効性肥料(ゆっくり効く)
▼固形肥料にも大きさ・形状別にいろいろ種類がある
▼お花用の固形肥料を選ぶにはN-P-Kの割合が「山型」タイプを選ぶ
▼山型肥料とは、リン酸分が高めになっているもの
▼液体肥料(液肥)は追肥として使う
▼液体肥料でも、「山型」タイプを選ぶ
今回、掲載した商品は、おすすめです。
大手メーカーものがほとんどですが、やっぱり実績があって、安心感あります。
ぜひ検討してみてくださいね。
さて、ここ大事です!
今回の肥料のお話は、アッシュデイジーのステップアップレッスンコースの初級【ビギナーコース】
「寄せ植えの基礎講座」やレッスン中にしっかり学べます。
こういった肥料のお話は、レッスン中によく出てきます。
毎回レッスンに来ている間にすっかり詳しくなっちゃいますよ!
興味のある方はぜひ、体験レッスンにお越しくださいね!
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