大阪・交野市の寄せ植え教室アッシュデイジーの二星香織です。
落葉樹は葉をすべて落とし
常緑樹でも葉が少なくなり
芝生はベージュに枯れ
宿根草は地上部が枯れて根だけで休眠・・・。
花壇がスッカスカになる冬。
冬ってお花が少なくて、なんだか寂しい、なんて思っている方も多いと思います。
でも、実は冬って寄せ植えにとってもいい季節なんです!
もちろん寒さで傷んでしまったり、枯れたりする植物が多いのは事実。
でも、冬に次々とたくさん花を咲かせて
お庭をカラフルに彩ってくれる花があります。
そうです!
パンジー・ビオラですよ!
私、このパンジー・ビオラが大好きなんです。
植物の中で、これほど色や形にバリエーションがあるお花があるでしょうか!
というわけで今日は、冬の寒さでも咲き続けるパンジー・ビオラについて
熱く語りたいと思います★
パンジー・ビオラとは?
そもそもパンジー・ビオラって?
というお話。
パンジーもビオラも、ヨーロッパ原産のスミレ科の一年草です。
草丈は10~30センチ程度。
気温が高いと蒸れて傷んだり枯れたりしてしまいますが
一方寒さにはめちゃ強い!!
霜に当たっても枯れずに咲いてくれます。
種から育てるなら、8~9月頃が撒き時。
発芽温度が20℃くらいなので、最近の気温だと
8月9月に普通に露地で発芽させるのは難しいでしょうね💦
冷房の効いた室内でないと厳しいかも。
それに、苗が小さいとき気温が高いと徒長してヒョロヒョロになりやすいので・・・・
この難しいところはプロの花農家さんにおまかせして
私たちはステキなパンジー・ビオラの苗をお店で買いましょ♪
パンジー・ビオラの苗は、10月から出回り始めますが
たくさんの品種がそろってくるのは11月。
11月にお店に買いに行けば、いろんな種類から選び放題♬
パンジーとビオラの違い
パンジー・ビオラってよく似ているけど
違いってなんだろ?って思いませんか?
一般的にパンジーは花の直径が5センチ以上、ビオラは4センチ以下と言われています。
でも、ややこしいことに小輪パンジーってのもあって
パッと見、ビオラに見えます。
ビオラ寄りのパンジーってくらいの花の大きさ。
ということは、単に花の直径だけではわからない・・・。
でも、茎を触ってみるとわかるんです。
パンジーの茎は、ちょっと太くて中に空気が入っているような感じ。
ビオラの茎は、細くて中に空洞がない感じです。
・・・・・・って正直、どっちだっていいんですけどね!
可愛ければ!!!笑
ただ、普通の花径5センチを超えるようなパンジーは
花が大きい分、一株でビオラや小輪パンジーのような花いっぱいにはなりにくいです。
パンジーは、一つ咲いたら、しばらく花が咲いてこなかったりします。
花壇での存在感はバツグンなんですけどね。
その点、ビオラや小輪パンジーは、花が次々咲いてくれますよ!
パンジー・ビオラの咲き方バリエーション
ここ数年で、すごくステキなパンジーやビオラがお店で見られるようになりました。
昔はピラっと一重のパンジー・ビオラが普通でしたけど
今は八重咲きとか極小とかフリルとかとか・・・めちゃめちゃステキなものが増えてます。
ということで、パンジー・ビオラのいろいろな咲き方や色のバリエーションを一部ご紹介します!
ホントはもっともっとたっくさん種類があるんですが
紹介しきれません💦
そして、育種家さんたちが新しい品種を今も生み出し続けているので
これからまだまだステキなパンジーやビオラが出てくると思います。
楽しみですね💓
お顔によって、エレガントにもクールにもキュートにも感じられる
パンジーやビオラってなんてステキなの!
パンジー・ビオラのリース
根付きのリースって、めちゃめちゃ植えられる根鉢部分が浅いんですよね💦
なので、生育が旺盛な時期の春~秋にリースはなかなか植えづらい。
なぜなら、すぐもりもりになって根詰まっちゃうから、暴れちゃうから。
もちろん、根鉢が小さくても小ぢんまり育つ植物もあるにはありますが
やっぱり冬のパンジー・ビオラが楽ちんでいいです!
一度植えれば、格段に長く楽しめる。
冬のパンジー・ビオラは、根鉢部分の小さなリースでも
ゆっくり生育し、植えたその場で徐々にこんもりしてくれて
且つ、花上がりが抜群にいい!
そして、パンジー・ビオラがリースに向いているもう一つの理由は
「根が強い」!
根鉢を崩してスペースを確保し、たくさん植えるリースには最適なんですよ。
ビオラと葉牡丹を一緒に植えるのもいいですよ!
葉牡丹は、気温が低くなると生育がほぼ止まりますので気温が上がる春まで、バラのような状態のまんまです。
(暖冬の年は、真ん中が盛り上がってきたりしますが・・・)
葉牡丹も根が強いので、パンジー・ビオラとの相性バツグン!
アッシュデイジーでは、リースレッスンを冬のパンジー・ビオラでやってます。
ベーシックコースの生徒さんにも、11月・12月にリースを作ってもらえるように
調整してレッスンしているんです。
というわけで、ここでビオラを使ったリース作品をちょこっとご紹介。
<ビオラのリースの注意点>
1枚目の写真の、白いビオラのリースは、植えてから1か月以上経ったものです。
他の写真は植えたて。
ビオラって、ほかの花もそうですが、お花の顔が太陽の方を向くんです。
植えたばかりの時は、ビオラの顔がこっちを向いてないんですが
リーススタンドに掛けて置いておくと
翌日には全部のお花がこっちを向いて「こんにちは」します♬
あ、太陽を正面にして置いてくださいね。
太陽を背にすると、あっち向いたりこっち向いたりします💦
まとめ
今回は、冬の寄せ植えや花壇の主役、パンジー・ビオラの魅力をご紹介しました。
●パンジー・ビオラは、寒さにめちゃ強く
冬から秋まで花を咲かせてくれる冬の定番のお花。
お店では11月頃から本格的に販売されます。
花壇にも寄せ植えにも大活躍♬
●パンジーとビオラの違いは、花の直径で区別されますが
パンジーよりも花径が小さく、ビオラより花径が大きい
小輪パンジーもあります。
●たくさんの品種が次々生み出されていて
色や形、花径の大きさのバリエーションがとっても多い!
●冬のパンジーやビオラは、根も強くて生育がゆっくり、根が強いので
リースで目いっぱい楽しめます♬
春がガーデニングシーズンと言われていますが
秋冬も負けず劣らずのガーデニングシーズンなのです!
冬は生育がゆっくりなので、11月とか12月に植え付けたパンジー・ビオラは
ゆっくり生長しながらも次々と花を咲かせてくれる優れもの!
(春に爆発的に茂ります💦)
冬の時期の一年草、特にパンジー・ビオラは、ながーくお花を楽しめるので
ぜひ寄せ植えや花壇に植えて楽しんでくださいね❣
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